一太郎30周年記念スペシャルサイト

一太郎ユーザーインタビュー&開発者懇親会

ご招待した3名のお客様は、代表取締役社長・福良伴昭や一太郎開発陣との記念撮影を行ったり、お客様同士で談笑されたりと、一太郎を接点に楽しい時間を過ごしていただけた様子。発表会中には熱心にメモを取られる方もいらっしゃいました。発表会後、一太郎開発陣は各メディアからの取材対応に追われていましたが、合間を縫って、メンバーが入れ替わり立ち替わりに3名様と懇親を行い、発表会の感想や一太郎への想いを伺いました。

■「一太郎2015」の発表を受けて、興味のある新機能は?

ご招待のお客様。奥から、神谷さん、大脇さん、多久和さん

進行役(以下「JS」)本日はわざわざお越しいただき、ありがとうございます。記者発表をご覧になったご感想を伺えますか。

多久和さんとても面白かったです。「一太郎dash 30th」はよさそうですね。私は使ったことがないのですが、以前「一太郎dashは軽くて使いやすい」と聞いたことがあるので、興味があります。
そのほかにも「一太郎2015」の説明を聞きながら、こういうふうに使えるのか、自分だったらこう使えるかな、といろいろ感じるところがありました。

大脇さん私も気になる機能がたくさんありました。特に「ATOK 2015」の「略称変換」が便利そうですね。私はIT企業でシステム開発の仕事をしているのですが、世間では使わない仕事上の略語も変換できるといいなと。あと、「ナントカ変換」も面白そうだと思いました。

神谷さん私はATOK2015の「思考の先読み」に興味を持ちました。というのも、私は一太郎を使って文章を書くというより、一太郎を使いながら何かを考えることが多いんです。ですから思考の先読みとか、略称変換とか、連想変換とか…類語ファインダーもすごく面白いなと。ことばを選び出すときに使ってみたいと思います。

■一太郎との出会い

JS皆さんが一太郎を使い始めたのは、何がきっかけだったのでしょうか?

大脇さんもうだいぶ前ですが、仕事で設計書を書くのに親指シフト入力のワープロ専用機を使っていたんです。それからWindows 95が出てパソコンを買ったとき、最初に使ったワープロソフトがしっくりこなくて、いろいろと探していたら、やがて「一太郎8」に行き着きまして。ATOKを使ってみたら「これは使える!」と(笑)。とにかく変換の精度が素晴らしかったですね。それ以来、ずっと一太郎とATOKを使っています。

多久和さん16年前、私が一番初めにパソコン教室に通ったとき、その教室の先生は一太郎をすごく愛していて「自分は一太郎が好きなのに他のワープロソフトを教えなければならない」とよくぼやいていたんですね(笑)。そのときの印象が強くて、少し後になってから一太郎を使ってみました。最初はとにかくATOKの賢さに感動しましたね。私、結婚して「多久和(たくわ)」という面白い苗字になったんですけど、これが一発で変換できたときは「すごい!」と思いました。あとATOKは関西弁で書いても、ちゃんと変換してくれるから嬉しいです。

神谷さん私の場合、パソコンを使うようになって初めて出会ったワープロソフトが一太郎でした。それから30年弱、他のワープロソフトも見てきましたが、現在も一太郎ユーザーを貫いています。
最近では花子にも興味を持ちまして、自社のパンフレット制作に使っています。もっと多くの方に花子の使い勝手とコストパフォーマンスを知っていただけるといいのにな、と思っています。

■一太郎の魅力

JS皆さんそれぞれに一太郎を愛用くださっていますが、一太郎の魅力ってどんなところでしょうか?

大脇さん日本語文書の作りやすさですね。私の会社で皆が使っているワープロソフトがあるのですが、私はそのソフトで日本語文書を作るのにどうも馴染めないんです。英語を書くときは使いやすいんですけど、要はあれは英語用のワープロなんですね。いろいろと設定を変えればよいのかもしれないですが、私が使うと文書の右側がギザギザになるんですよ。あれでは使い物にならない。
以前、私がそのワープロソフトで作った文書を、90過ぎの母親に見られたことがあるのですが、「こんなみっともない文章を作るような人間に育てた覚えはない!」と怒られましたよ(笑)。やはり日本語を書くのならば、原稿用紙に書くようにきちっと文字を揃えて書けないと気持ちが悪い。だから、私は会社でも自分のパソコンに一太郎を入れて使っています。

多久和さん私は、画面がごちゃごちゃしてなくて好きですね。他社のワープロソフトだと何をするにもいろいろなものが出てきてめんどくさいなと思うのですけれど。一太郎はすっきりしていて、何をするにも直感的に操作できる気がします。あとは、何といっても変換の素晴らしさですね。シンプルで賢いところが、一太郎の魅力だと思います。

■30周年記念パックへの期待

JS神谷さんは最近、花子に興味をお持ちとのことでしたが、花子の魅力って何ですか?

神谷さん実は、花子は最近までほとんど使ったことがなかったんです。つい1年ほど前、仕事でチラシを作る機会があったので使ってみたら「意外と便利なんだなぁ」と。チラシも名刺も、花子があれば簡単に作れる。これならもっと早く使えばよかったと思いました。花子でここまでできることを知らない方も意外とたくさんいるのではないでしょうか。ジャストさんは花子の宣伝にもう少し力を入れたらいいのにと思います(笑)。

JS一太郎2015シリーズは、30周年記念フォントパックや記念ソフトの付属、EPUB3.0.1対応などもセールスポイントなのですが、ご興味はおありですか?

多久和さんそうですね。EPUBは、今のところ使ったことはないのですが、今後仕事で関わる可能性があるので、機会があれば試してみたいと思います。らくらく画面カッターも、楽しそうなので使ってみたいです。

大脇さん私は今日の発表会を聞いて、EPUBのことをもう少し知りたくなりました。個人的には、本はページをめくりながら読むものだと思っているので、PDFでスクロールしながら読んでいくような電子書籍は読む気がしないんです。ただ、以前に出版社を通して本を出したらすごくお金がかかったので、コストなどの面で大きなメリットがあるようなら考えたいですね。

JS最近はビューワーの機能も充実していますから、ページをめくる感覚で使えるものが多いですよ。一太郎は2012からEPUB出力に対応していますが、一太郎2015では出力精度や表示方法の面で機能強化されていますので、ぜひ試してみていただきたいですね。

神谷さん私は30周年フォントパックが気になります。今回もポップ文字に対応しているフォントがあると伺ったので、花子でパンフレットやチラシを作る際に活かせればいいなと思っています。

■一太郎にメッセージを

JS最後に、30周年を経て、さらなる未来へ向かおうとする一太郎にメッセージをお願いします。

大脇さん仕事で文書を作っているときに私が一番気になるのは、誤字脱字と、「だ・である調」「です・ます調」が混ざってしまうといった文法の間違いです。これまでは校正支援ソフトの「Just Right!」でそういった間違いをチェックしていて便利に感じていたのですが、最近は一太郎自体の校正機能も性能が良くなっているようなので期待しています。ATOKも、ことばの意味を確認することもできて便利ですし、文章の変換精度の部分でも、もう元のワープロソフトには戻れません。昔はたしか、官公庁は全部一太郎でしたよね。今はかなり他社製品が多くなっているでしょうから、それは巻き返してほしいです。一太郎にはこれからも、「日本語はこうあるべき」という部分を守っていってもらいたい。学者さんとコラボして日本語について議論をした上で開発を行っていったら面白いかもしれないと思います。

神谷さん私は、一太郎が日本のソフトであることを誇りに思います。今後も一太郎を応援したい。一太郎2015では「30項目の快適化」が行われるそうですが、どうか今後もユーザーの声を吸い上げてさらによいソフトに進化させ、私たちユーザーを驚かせてほしいと願っています。

多久和さん私は翻訳の仕事に一太郎を使っていますが、日本語の文書作成は、一太郎が一番。開発者・関係者の方々には、どうかこれからも頑張っていただきたいです。

JS一太郎も花子もATOKも、今日来ていただいたお三方を含めた多くのお客様に愛され、本当に幸せ者だと思います。これからもお客様の声に耳を傾けながら、全社を挙げてよりよいソフトに成長させていきたいと思います。本日は貴重なご意見、どうもありがとうございました。

■取材後記

開発陣が入れ替わり立ち替わりの忙しい懇親会でしたが、お客様も弊社スタッフもざっくばらんに語り合う、よい意見交換の場になったかと思います。大脇様、多久和様の日本語に対するこだわり、神谷様の花子への愛情が印象的でした。

懇親会 出席者

大 脇 様 (ご招待)

神 谷 様 (ご招待)

多久和 様 (ご招待)

ジャストシステム

吉住 康弘  (一太郎開発責任者)

下岡 美由紀 (ATOK開発責任者)

岡 美香   (一太郎企画責任者)

佐々木 孝治 (プレミアム/スーパープレミアム企画責任者)

澤田 明人  (一太郎dash担当)

渡辺 文夫  (EPUB担当)

井坂 知加子 (進行役)

菊池 哲平  (進行役)