相対参照と絶対参照?

みなさんが何気なく使っているセルのコピーコマンド。セルに設定されているセル座標は、貼り付け先ではきちんと変更されます(これを相対参照といいます)。つまり、A10に入っている「SUM(A1:A9)」という式をB10にコピーしたときは、「SUM(B1:B9)」に自動的に変わってくれますよね。
便利な機能ですが、逆に困ってしまうこともあります。たとえば、消費税の税率など、一定のセルを参照している場合はコピーしたときに、セル座標は変更されないほうがいいのです。
こんなときは、入力、編集時の【F5】[絶対]キーを使います。たとえば「=A1」と入力し、確定前に【F5】[絶対]キーを押します。このキーを押すと、セル座標の行と列番号の前にそれぞれ「$」が挿入され、コピーしてもセル座標は変更されなくなります(例、$A$1)。

さらに【F5】[絶対]キーを押すと行番号のみが、さらに押すと列番号のみが絶対参照に切り替わります。不必要になれば、【編集-検索-置換】で削除することもできます。
便利な機能というよりも、必要な機能ですから、ぜひ覚えておきましょう。