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ワードのファイルを一太郎文書にコンバートしよう


fl("c:\My Documents\*.doc","c:\My Documents\taro\*.jtd")

結果
c:\My Documents\以下にある、ワードファイル(*.doc)を、c:\My Documents\taro\以下へ一太郎文書へコンバートとして保存します。
※あらかじめ、c:\My Documents\taro\ フォルダを作成しておく必要があります。

説明
fl( "入力ファイルパス", <"出力方法"> ) ステートメント;
fl ファイルを繰り返して処理します。
"入力ファイルパス"で、対象とするフォルダを指定します。
<"出力方法">で、異なる拡張子を指定すると、文書のコンバート(変換)が行われます。省略した場合は、文書に変更があった場合だけ上書き保存となります。
ステートメント;に、処理を記述することができます。

説明は長くなっていますが、スクリプトとしては極めてシンプルなスクリプトです。コンバート元のフォルダと種別を指定し、コンバート先のフォルダと種別を指定するだけで、一気にファイルのコンバートを一太郎にやらすことができます。

応用例
テキストファイルに変換する
fl("c:\My Documents\*.doc","c:\My Documents\taro\*.txt")
html形式のファイルに変換する
fl("c:\My Documents\*.doc","c:\My Documents\taro\*.html")
一太郎のファイルを、一太郎の圧縮形式に変換する
fl("c:\My Documents\*.jtd","c:\My Documents\taro\*.jtdc")

ポイント1)
 途中で処理を止めたい場合は、Ctrl+Pause(Break)。

ポイント2)
 編集中の文書は閉じて、新規文書の状態で実行すると無駄な処理が省けます。編集中の文書がコンバート対象でないかチェックしているため、文書を開いていると処理が遅くなります。
 また、リソース不足になるとファイルが読めなくなりますので、他のアプリケーションも閉じてから実行する方が良いです。

ポイント3)
 コンバート先に同じファイルがあった場合は、確認メッセージは表示されず、そのまま更新されますので注意してください。

ポイント4)
 <"出力方法">で選択できるファイルの拡張子の一覧です。
jtd :一太郎形式
jtdc :一太郎形式 圧縮
jtt :一太郎形式 定型
jttc :一太郎形式 定型 圧縮
txt :テキスト
rtf :RTF形式
html/htm :html形式
doc :ワード形式
jsw :一太郎4
jaw :一太郎5
jtw :一太郎5 定型
jbw :一太郎6
juw :一太郎6 定型
jfw :一太郎7
jvw :一太郎7 定型

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update : 2006.07.05