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花子デザイン講座

厚みと光沢のある文字

タイトルなどに用いる、立体感のある文字は、JSフォントエフェクトツールを使っても作成できますが、花子のグラフィックス機能を使うとひと味違ったものになります。

■応用する機能■
・背景を透過したGIF画像の作成

操作
文字の入力とアウトライン化

1. 描画パレットの[横組文字作成枠]をクリックします。
続けて、描画パレットの[詳細]をクリックし、[フォント]タブでフォントと文字サイズを選択します。
ここでは、[欧文フォント]で[Times New Roman][太字]を選択しています。文字サイズはあとで簡単に変更できるので、作業しやすい適当な数値を指定します。
2. 文字を入力します。
3. 文字枠が選択されている状態で[文字−アウトライン]を選択します。
文字がアウトライン化され、輪郭線だけになります。

グラデーションで光沢を、文字を重ねて立体感を出す

1. カラースタイルパレットの[線]シートで[なし]を選択します。[塗り]シートで[グラデーション塗り]、グラデーションのパターンを左斜め上から円状に変化するものに変えます。
グラデーションバーの[0]の▽をクリックして薄い黄色を選択し、[100]の▽をクリックして黄土色を選択します。
各文字の左上だけが薄い黄色で、右下に向かって濃い色になるグラデーション文字になります。


2. すべての文字を選択した状態で[図形−グループ−グループ化]を選択し、文字列を全体でひとつのグループにします。
3. [変形−移動/複写]を選びます。[連続指定]をチェックして、[等分割]を選択します。[繰り返し回数]を「20」に指定します。
※文字サイズや文字の高さによっては「20」以上に設定したほうがきれいになります。
4. [OK]をクリックすると画面上に青い十字形が表示されます。
この状態でドラッグすると、文字の移動先の位置を示す青い輪郭線が表示されるので、元の文字の右下にずらします。
このときずらす量によって文字の高さ(厚さ)が決まります。


5. 重なった文字のいちばん上だけを選択し、色を変えます。グラデーションバーの[0]を白色、[100]を濃い黄色に指定します。
ずらして重ねた下の20個の文字列が立体文字の側面に、いちばん上の1つが表面になります。



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応用
文字を透過GIFとして保存する

花子で作成したタイトル文字をほかのアプリケーションやWebで利用する場合、透過GIFに変換すると便利です。

1. 透過GIFにしたい図形だけが描かれたページ(背景白)を用意します。
2. [ファイル−アニメーションGIF形式で保存]を選びます。
[最小図形を含む領域で保存]を選択し、適当な仕上がりサイズ(ピクセル数)を指定します。[透過する]をチェックして[保存]をクリックします。

[ヒント]
この方法では文字の周囲に若干白い縁が残ります。これは背景色(通常は白)と文字の色の境界部分で透明色として扱われない中間色ができてしまうためにおこります。白い背景色で使う場合には問題ありませんが、黒など濃い色に配置する場合には目立つので、その場合は、必要なサイズよりも大きなGIF画像を作成した上で縮小すると良いでしょう。使用する際の背景色と同じ色を透明色に使うとより美しく処理できますが、この作業は「花子フォトレタッチ」を使用して行います。


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update : 2006.08.02