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初級編のまとめ

初級編はどうでしたか?。思ったり簡単でしたか?。チョット難しかったですか?。
中級編では、「ファイル操作」、「検索置換の正規表現」、「繰り返し操作関連」などが登場します。
すこしだけ難しくなりますが、落ち着いて考えれば、どれも簡単ですから、少し時間を掛けて取り組んでみてください。ちなみに、一太郎プロンプトは、実際に使ってみるのが一番です。単純なスクリプトで良いので、「何度も同じような操作をしている」、「単純な定型業務の効率化に困っている」など、面倒だな、困ったなと感じたときに、知恵を絞って、一太郎プロンプトで解決できないか挑戦してみてください。

初級編の「まとめ」

一太郎プロンプトで使うキー
ESC :一太郎プロンプトを閉じる
Tab :一覧と入力ウィンドウなどのフォーカス切り替え
F2 :一覧と詳細の切り替え
F12 :文例の挿入

一太郎の文書編集に使えるキー
Ctrl+[ :一太郎プロンプトを開く
Ctrl+R :コマンドの繰り返し実行
Ctrl+Z :アンドゥ(実行の取消)。Shift+Ctrl+Zでリドゥ(取消を元に戻す)
Ctrl+Pause(Break) :プロンプトの実行の中断

使用した、スクリプト一覧
@ :文字・数値の挿入 @10*10 / @'4'
d :文字の削除 d / d(3)
ep :段落末へカーソル移動 ep
bx :罫線枠描画 bx(15,5)
sd :連続データ入力 sd("1/1(火)",7,,2)
pl :段落単位の繰り返し pl3{dc(5,"\t");dc(3, "\t");dc(2,"\t");}
dc :CSV形式の項目削除 dc(5,"\t")
ac :CSV形式の項目追加 pl3(ac(gc(2)*gc(3)*gc(4)#"円",5))
gc :CSV形式の項目取得 gc(2)*gc(3)*gc(4)#"円"
if else :条件分岐 if(gc(1)="最後最後") br; else pss(gc(1))
pss :スタックに文字列を積む pss(gc(1))
pps :スタックから文字列を取り出す ac(pps(2),1)
ssz :スタックの登録数 if(ssz()>0)


挑戦してみよう

初級編の簡単な復習もかねて、次の問題を解決するためのスクリプトを考えてみてください。
※答えはページの下の方にあります。

a) 「1000*5*1.05」の計算結果をカーソル位置に挿入する
b) 「部署名」、「日付」、「時刻」、「名前」、「内線番号」を挿入する
例:一太郎開発部 2001/04/01 12:00:00 ぷろん先生(#2501)
c) 引用符(>)が入っている文書の、引用符部分だけを削除する
実行前の状態
>>このような、段落頭にある引用符(>)が
>>じゃまなときはよくあるので、これをCtr+R
>>と併用して簡単に削除するスクリプトを考える。

実行後の状態
このような、段落頭にある引用符(>)が
じゃまなときはよくあるので、これをCtr+R
と併用して簡単に削除するスクリプトを考える。
d) 引用符が削除できたので、次は、不要な改行を削除する
実行前の状態
このように、メールで送られた文は途中で
改行されているので、この不要な改行を
Ctrl+Rと併用して削除するスクリプトを考える。

実行後の状態
このように、メールで送られた文は途中で改行されているので、この不要な改行をCtrl+Rと併用して削除するスクリプトを考える。


























答え
a) @1000*5*1.05
b) @"一太郎開発 $D $T ぷろん先生(\#2501)"
c) sp;d(2);np ※最初のspはあると親切
d) ep;d;ep ※最初のepはあると親切

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update : 2006.07.05